つばい能楽教室 の日記
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12月18日(火) 春日若宮御祭礼 後宴ノ式能
2023.02.04
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能「頼政」 櫻間右陣
狂言「太刀奪」
能「黒塚」 金春穂高
☆湯本哲明 「頼政」後見、「黒塚」地謡を勤めました。
前日とは打って変わって、晴天です。ただ、寒さは寒し。最高の防寒で臨みます。
そのまえに、まずは腹ごしらえ。炊き出しの混ぜご飯、みそ汁、漬物が食べ放題です。これがまたうまい。これを楽しみに来ているといっても過言ではないくらい。(写真撮ればよかった)いやあ、いつも食べ過ぎてしまいます。今日は3回お代わりをしました。
能「頼政」 櫻間右陣
☆湯本哲明 後見を勤めました。
まず、この頼政頭巾の準備、付けるのがなかなか難しいのです。
前シテは特にすることはありません。
後シテは、床几を出し、支えている役を賜りました。なかなか動きますのでしっかり押さえること、一度立ち上がり、ドスンお腰を下ろすのでシテが不安にならないように、腰を下ろす寸前に踵に床几を充てること、太刀の鞘に当たらないようにすることなど本来、謡と型を大体知っていないと出来ないものでしょう。
キリの途中で立って舞いますので、その時の床几を引きます。それで私の後見の役目は終わりです。
能「黒塚」 金春穂高
☆湯本哲明 地謡を勤めました。
これほど寒さが応えたときはありませんでした。寒さには自信がありましたが、年ですかね。
頼政の時はまだ日差しがありよかったのですが、黒塚の途中から寒さが身に染みてきました。地謡は動きが無いのでただただ、寒さに耐えるしかありありません。それでも、謡っている時は集中するのでまだましなのですが、なにもない時やアイ狂言の時などはもう震えが来て、帰りたくなりました。
舞台にいる私たちでもこれほどですから、見ているお客さんたちはいかばかりでしたろう。もっと大変だったのではないでしょうか。舞台上からそんなことを考えながら耐えていました。
終ったあとは速攻で、トイレに駆け込みました。
